本やSNSで、「妊娠線」や「妊娠線を予防しましょう」等のワードを目にすると思います。でもプレママ、特に若葉マークのプレママにとっては、初めて聞くワードではないでしょうか?
妊娠線ってなに?妊娠線を予防する方法はあるの?
長年産婦人科病院で看護師とアロマセラピストの二刀流で働いた経験のある著者が、妊娠線について解説し、自分で作れるマッサージオイルのレシピをご紹介します。
妊娠線について
妊娠線ってなに?どうして妊娠線はできるの?
妊娠中期以降、皮膚に何本もできるミミズの様なウネウネした赤い線です。いわゆる「肉割れ」でできる線です。
お腹が急激に大きくなることで、皮膚が伸ばされ、表皮の下の真皮や皮下組織が裂けてしまうことでできます。
妊娠中は赤黒・ピンクの線が、産後には白っぽくなりますが、消えることはありません。
できやすい部位は、お腹・胸・おしり・太ももです。妊娠中にお腹以外の部位も大きくなります。
妊娠中、お腹の真ん中にまっすぐに黒っぽい線ができることがあります。これは「正中線」といって、産後は消えます。
いつ頃から妊娠線はできるの?
妊娠中期からだんだんお腹などが大きくなるので、妊娠線ができやすくなります。
注意が必要なのは、妊娠後期です。妊娠後期になると、赤ちゃんの体重増加が加速するので、急激にお腹が大きくなってきます。そのため、妊娠線が数日でできてしまうこともあるのです。
妊娠線ができやすい人
・乾燥肌・高齢妊娠
皮膚の柔軟性が低いために、妊娠線ができやすいです。
・体重が急増した妊婦・小柄、細身の妊婦・多胎妊娠
体表面積が小さいところに、急激に皮膚が伸ばされることで真皮がついていかず、妊娠線ができやすいです。
妊娠線を予防する方法3選
適切な体重管理
急激な体重増加は、妊娠線ができる原因になるだけでなく、様々な影響をおよぼします。
体重増加は、1ヶ月1Kg以内を目指しましょう。
マッサージ
皮膚を保湿し、柔らかくして妊娠線の予防をしましょう。
マッサージの基本
◯妊娠初期から1日2回
◯マッサージクリームやオイルを使う
◯妊娠線ができやすい部位に
腹帯の使用
お腹を支え、皮膚が引っ張られることを軽減できます。
数種類のタイプが販売されていますので、お気に入りを見つけてみてください。
自分でマッサージオイルを作って見よう
アロマオイルを使って好きな香りのMyマッサージオイルを作ってみましょう。
アロマオイルとベースに使うキャリアオイルは、100%天然成分でできており、無添加で安心して使うことができます。(注:すべての方に異常がでないわけではありません)
今回オススメするアロマオイルは、皮膚を柔らかくしたり、皮膚組織を強くする作用があります。実際に店頭で香りをかいでみて、好きな香りのアロマオイルを見つけてください。
===マッサージオイルのレシピ===
<材料>
◯アロマオイル
下記のオススメのアロマオイルの中から、お好みのオイルを1種類用意してください。
・柑橘系・・・マンダリン
・花系・・・ネロリ、ラベンダーアングスティフォリア、ゼラニウム
・樹木、樹脂系・・・サンダルウッド、フランキンセンス
◯キャリアオイル
・ホホバオイル(一択です)・・・50〜100mlを1本
<作り方>
①キャリアオイルにアロマオイルを1%の濃度になるように滴下してください。
例)50mlのキャリアオイルにアロマオイルを10滴滴下
②キャリアオイルのフタをしめて、よく振ってください。
これで完成!!
開封後はオイルの酸化・劣化が進みますので、1ヶ月以内に使い切るようにしてください。
お肌に合わない場合は使用を中止し、専門医に相談してください。
まとめ
妊娠線は、皮膚の保湿と柔軟性を高めることで予防できます。
ぜひ、今回紹介した予防方法を毎日コツコツ継続してみてくださいね。